イントロダクション

連載18年!あらゆる世代に愛され続けるジュブナイルミステリーの名手・はやみねかおるの大人気小説『都会(まち)のトム&ソーヤ』シリーズが遂に実写化される!自称平凡、だが、類い稀なサバイバル能力を持つ内藤内人と、果てしない夢を抱く大企業の御曹司・竜王創也による凸凹中学生コンビが“最強のゲームクリエイター”を目指して「都会(まち)」を舞台に冒険に繰り出し、友情を育み、発見を重ねながら未知なる世界を駆け抜ける。そんな二人を応援せずにはいられない、新時代のバディームービーがここに誕生した。
 メガホンを取るのは『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』など、青春映画の秀作を数多く手がける河合隼人。脚本は「おっさんずラブ」が大ブームを巻き起こし、映画・テレビドラマ問わずヒット作を連発する徳尾浩司。そして謎解き監修にはリアル脱出ゲーム制作・運営を手がける超人気集団SCRAPが参加。この三つ巴による化学反応が、謎とスリル、遊び心に満ちた実写版オリジナルストーリーを完成させた。

2003年10月からYA! ENTERTAINMENTシリーズで続く、大人気のジュブナイルミステリー。都会(まち)を舞台に、中学2年生の男子2人が困難な謎解きと大冒険に挑む!学校始まって以来の秀才で、巨大な竜王グループの後継者である竜王創也は、廃ビルの「砦」を根城に、究極のゲーム作りをめざしている。一方、塾通いに追われる、一見平凡な同級生・内藤内人は、抜群のサバイバル力を持つ。2人が力を合わせることで、乗りこえられる危機は数知れない。内人の驚くべきサバイバル能力や創也のありあまる雑学やなど、推理以外の要素も魅力。栗井栄太をはじめとするゲーム作りのライバルや、ゲーム作りを阻止しようとする謎の組織の存在など、巻を重ねる毎にさまざまな登場人物が入り乱れ、あたりまえの毎日がわくわくするフィールドに変わっていく。友情や恋のゆくえも気になる展開だが、どこから読んでも楽しめる。シリーズ累計、200万部突破!!

ストーリー

世界的に有名な正体不明のゲームクリエイター「栗井栄太」が、街中を舞台に仕掛けるリアルロールプレイングゲーム。今回のゲームの舞台は謎の生命体「Z」に襲われたとある街。街中を徘徊している「Z」は生存者を見かけると襲い掛かり、捕獲された人間は「Z」になってしまうという。既に街の住民の大半が「Z」に成り果ててしまった街は、エリアZとして封鎖された。世界政府はこのままではZの増殖を抑える事が不可能になると考え、6時間の制限時間以内に街を救う事が出来なければ、この街ごと「Z」を爆破するという重大な決定を下した。唯一の生存者である参加者たちは、閉ざされたエリアのどこかにあるヒントを元に謎を解き明かし、街を爆破から、そして「Z」の手から救う事が目的となる。

キャラクター

スタッフ

DIRECTOR
監督:河合勇人
1969年2月15日生まれ。愛知県出身。
日本大学藝術学部を卒業後、相米慎二監督、黒木和雄監督、雀洋一監督、本広克行監督、堤幸彦監督らのもとで助監督として経験を積む。
2008年『花影』で長編映画監督としてデビュー。映画『鈴木先生』(13)で注目を浴び、『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17) 、『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』(19)など続々と良質な青春映画を手がけるヒットメイカー。
主な作品
映画『鈴木先生』(13)/『俺物語!!』(15)/『チア☆ダン ~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17)/『兄に愛されすぎて困ってます』(17)/『ニセコイ』(18)/『初恋ロスタイム』(19)/『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』(19)/『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』(20)、『総理の夫』(21公開予定)
ORIGINAL
原作:はやみねかおる
1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本を探すうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選し、作家デビュー。ジュブナイル・ミステリーの第一人者として活躍し続ける。「都会のトム&ソーヤ」「名探偵夢水清志郎事件ノート」「怪盗クイーン」「少年名探偵虹北恭助の冒険」などのシリーズは、長年にわたって多くのファンに愛され、シリーズ全累計は軽く500万部を超える。他にも『ぼくと未来屋の夏』『令夢の世界はスリップするー前奏曲―』(以上、すべて講談社)、「モナミシリーズ」(KADOKAWA)『奇譚ルーム』(朝日新聞出版)、『めんどくさがりなきみのための文章教室』(飛鳥新社)などの作品がある。子ども自身が選ぶ、うつのみや子ども大賞を4回も受賞。
SCENARIO WRITER
原作:はやみねかおる
大阪府出身、脚本家、演出家。慶応義塾大学卒業後、劇団「とくお組」を旗揚げ。
これまでの主な脚本執筆作品は、映画『探検隊の栄光』(2015)、『走れ!T校バスケット部』(2018)、「おっさんずラブ」シリーズ(2018・2019/テレビ朝日)、「私の家政夫ナギサさん」(2020/TBS)、「チア☆ダン」(2018/TBS)、「きみが心に棲みついた」(2018/TBS)「ミス・ジコチョー~天才・天ノ教授の調査ファイル~」(2019/NHK)、『恋と就活のダンパ」(2019/NHK BS)がある。
MYSTERY OF SUPERVISING
謎監修:SCRAP
2008年、株式会社SCRAP設立。遊園地やスタジアムを貸し切ってリアル脱出ゲームを作ったり、本やアプリ、TV番組にも謎をしかけ、企業の謎解きプロモーション企画をお手伝いしたりしているうちに、すっかり謎イベントの制作会社として世間に認知されてしまった京都出身のフリーペーパー制作会社(しかもフリーペーパーは絶賛休刊中)。勢いに乗ってファンクラブ「少年探偵SCRAP団」も結成。テレビ局・レコード会社などともコラボレーションを行い、常に新しいエンターテインメントを生み出し続けている。
THEME SONG
主題歌:緑黄色社会「ARE YOU READY?」
12年に結成し、18年11月にメジャーデビュー。2019年に発表した「想い⼈」「sabotage」がそれぞれ映画・ドラマの主題歌に起⽤されるなど躍進。2020年はCMソングとなった「Mela!」がCMソングや、⽇本テレビ系「スッキリ」の「ひとつになろう︕ダンスONEプロジェクト」課題曲に起⽤され、関連コンテンツの総再生数が1億回を突破するなど爆発的な認知を獲得。今年は第93回センバツ MBS公式テーマソングに「たとえたとえ」が起用されるなど若者を中心に多くの支持を集めている。映画主題歌は『初恋ロスタイム』に続く、2作目となる。